Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

トピックス


2010年12月26日

「Bone Materialのバイオロジー&Esthetics技工セミナー」開催

ログインされますと、関連書籍が表示されます。
会員でない方はこちら
(※関連書籍がないトピックスは表示されません)

 さる2010年12月26日(日)、東京国際フォーラムにおいて、「Bone Materialのバイオロジー&Esthetics技工セミナー」(ITDN-Tokyo主催、加藤英治代表)による講演会が開催された。

 遊亀裕一氏(山手デンタルアート)は「審美領域におけるインプラント技工」と題し講演。生体を意識したインプラント技工、つまり、ペリオチャートやエックス線写真を歯科医師に提供してもらい、補綴物を製作する部位の骨レベルの術後の変化を考慮に入れて、補綴物が歯肉に接する部分の形態や豊隆を設計し、さらにプラークコントロールしやすい形態を与えること、が重要と説いた。

 また、菅原明喜氏(東京都開業)は「骨再生へのBasic」と題し講演。骨再生のための生体吸収性材料として、自己硬化性リン酸カルシウム(Self-hardening Calcium Phosphate:SHCP)と、その結晶の形状を改良したmacropore premixed SHCPの特性を解説。骨欠損部位にグラフトレスでエンベロープ状の切開をしたところから、この移植材を充填できるようにする、といった臨床応用例と今後の展望が語られた。