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2011年10月25日

全老健、東日本震災復興支援シンポジウムを開催

江澤常務理事、多職種ケアチーム「J-CAT」構想を示す

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 さる10月25日(火)、東京プリンスホテル(東京都)において、公益社団法人全国老人保健施設協会(以下、全老健、山田和彦会長)による東日本大震災復興支援シンポジウム「被災地からのメッセージ『その時、今、そしてこれから…』~老健施設は、命・地域をどう守るべきか~」が開催され、全国各地から多数の関係者が参集した。

 シンポジウムではまず、江澤和彦氏(全老健常務理事)が「東日本大震災への対応」と題するテーマで登壇し、全老健の支援活動について報告した。そのなかで江澤氏は今後の新たな支援活動の1つとして、災害発生時に被災地に派遣する多職種ケアチーム「J-CAT」(全老健災害派遣ケアチーム〈仮称〉)の創設について言及した。J-CATは主に介護職員、看護職員、リハビリ専門職、支援相談員(MSW)から構成され、必要に応じて医師、薬剤師、歯科衛生士、栄養士、事務職員などが加わる。全国の当道府県支部において最低1チーム以上が編成される。

 引き続き、入澤美紀子氏(岩手県介護老人保健施設松原苑看護部長)、横井智美氏(宮城県女川町地域医療センター看護主任)、鯨岡栄一郎氏(福島県介護老人保健施設小名浜ときわ苑施設長)による被災状況から今後の課題などが報告された。

 なお、会場ではシンポジウムに先立ち、宮島俊彦氏(厚生労働省老健局長)による特別講演「震災復興と地域包括ケア」も行われた。