2024年2月号掲載
私の道具箱 チークリトラクターコロンビア(CRC)
※本記事は、「ザ・クインテッセンス 2023年11月号」より抜粋して掲載。
はじめに
毎日の臨床において,治療の記録を取ることは重要な作業の1つである.口腔内写真を撮影する際,一般的にはプラスチック製(樹脂製)口角鉤があたりまえのように使われてきた.プラスチック製口角鉤は軽くて扱いやすい.しかし,繰り返し長く使用するにつれ,劣化による破損や表面に傷ができやすくなる.
2013年,留学先の米国ミシガン大学歯学部で,はじめてチークリトラクターコロンビア(以下CRC)に出会った(図1).そこでは,口腔内写真撮影に使用するだけではなく,治療中の頬(口唇)粘膜や舌の圧排に使用しており,たいへん便利な器具だと感じた.その後,個人で購入し,使用することで以下のような利点を再確認した.
はじめに
毎日の臨床において,治療の記録を取ることは重要な作業の1つである.口腔内写真を撮影する際,一般的にはプラスチック製(樹脂製)口角鉤があたりまえのように使われてきた.プラスチック製口角鉤は軽くて扱いやすい.しかし,繰り返し長く使用するにつれ,劣化による破損や表面に傷ができやすくなる.
2013年,留学先の米国ミシガン大学歯学部で,はじめてチークリトラクターコロンビア(以下CRC)に出会った(図1).そこでは,口腔内写真撮影に使用するだけではなく,治療中の頬(口唇)粘膜や舌の圧排に使用しており,たいへん便利な器具だと感じた.その後,個人で購入し,使用することで以下のような利点を再確認した.