2024年4月号掲載
私の道具箱 アドプレップ
※本記事は、「ザ・クインテッセンス 2024年1月号」より抜粋して掲載。
はじめに~パラジウムの高騰~
CAD/CAM冠が保険収載されて久しい.筆者の歯科医院では,もうパラジウムを使うことはほとんどなくなった.クラウンはCAD/CAM冠かチタン冠,インレーも可能なかぎりCAD/CAMで製作している.そのような時代になった今,修復・補綴処置にいちばん必要な道具は何かと聞かれたら,まず間違いなく「アドプレップ」と答えるだろう.
特徴~圧力を調整できることのすばらしさ~
筆者は2017年ごろから,接着処置における補綴装置の内面処理にサンドブラストを行っている.本稿では接着の詳細については割愛するが,マテリアルの種類によってサンドブラスターから出てくる酸化アルミニウムの射出圧力を変えないといけないため,当初は,市販されている圧力調整弁を購入し,それを歯科用サンドブラスターと接続することで,圧力を調整しながら使用していた.しかし,圧力調整弁は重く,その接続も水道業者に特注でお願いしていたため,手軽とは言えなかった.