2025年6月号掲載
【PR】リップス口唇の美容治療のための注入テクニック45 世界中で翻訳される口唇を美しく治すバイブル 待望の日本語版登場
監訳者が語る本書の見どころ
医療法人五十嵐歯科医院(京都府)理事長
五十嵐 一 先生
複雑な顔面表情筋の退化を経た口元は、歯科医療のみで元に戻すのが難しい場合があります。顔は元々、脂肪が少ないのですが歯を失うことで、咬筋、側頭筋の動作が鈍くなり脂肪が蓄積し、口輪筋の上に乗り、ますますほうれい線は深くなり、口唇は内転し、老化のプロセスをたどります。
インプラントや、義歯で咬合力を取り戻した口元にヒアルロン酸などを使用し、さらに口唇に活性化を与え、咀嚼自体を回復する必要があります。口唇は口輪筋の一部であり口輪筋、頬筋は一対です。口唇自体が口輪筋、頬筋の一部といえるでしょう。
多数の要因が複雑に重なって起きる口元の加齢変化に対応するには、歯科医師も顔面表情筋の加齢の過程を学び、医科での治療の実際を知ることが重要です。本書は、歯科治療後も超高齢社会のなかで生きる患者のQOLを、さらに上げる歯科医療を提供するのに有益な1 冊といえるでしょう。
愛知学院大学 歯学部冠橋義歯・口腔インプラント学講座 教授
近藤尚知 先生
近年、歯科医療は大きな転機を迎え、なかでも審美歯科治療に対する患者のニーズは、加速度的に大きくなっています。歯だけを治せばよい時代から、筋肉のバランスとリップサポートによる顔貌の審美的改善、とりわけ口唇への関心がより大きくなっていると感じています。日常診療においても、歯を喪失した後に起こる歯槽骨の吸収ならびに口唇の陥凹と萎縮をどう回復するかが大きな課題となっています。ヒアルロン酸注入治療がこの課題の解決に重要な役割を果たすことはすでに明白であり、我々歯科医師も、自身で実践しないにしても、本治療法に関する情報収集は必須と考えます。本書はヒアルロン酸注入による治療について、基礎知識を集約したうえで、具体的治療法の詳細についても述べており、今後の審美歯科治療を支える成書となりうる、ぜひとも手に取っていただきたい1冊です。
東京科学大学 医学部形成・再建外科学分野 教授
森 弘樹 先生
本書は、口唇の解剖学的基礎から、加齢による変化、分析手法、治療計画、さらには具体的なフィラーの選択と使用法まで、多角的に解説されています。また、患者の希望をどのようにカウンセリングし、適切な治療計画を立てるかといった実務的な側面にも踏み込んでおり、単なる技術書にとどまらず、患者とのコミュニケーションの質を向上させるヒントも満載です。本書は、審美歯科や美容医療、形成外科の分野で活躍する医師や専門家にとって必読の1冊です。
医療法人口福会森本歯科(福岡県)理事長
森本太一朗 先生
詳細な口唇解剖学に基づいたヒアルロン酸注入テクニックを豊富な写真や図とともに多数網羅しています。口唇を中心とする口腔周囲組織は、咀嚼機能、表情づくりや審美にも関わる「機能美」ともいえる重要な組織です。本書は、繊細な口唇に対するアプローチを、安全で自然に仕上げるための知識やスキルを高めたい医療従事者に最適です。臨床現場ですぐに役に立つ実践的な機能と審美を両立する注入テクニックを、この1冊で!

写真やイラストで解剖や手技が一目瞭然!
ヨーロッパで20余年にわたり5万件以上の症例数を誇るヒアルロン酸注入治療のエキスパートテクニックが1冊に!


