2025年3月号掲載
Vol. 2 小児の口腔機能の発達を取り巻く現状と対応(後編)
※本記事は、「新聞クイント 2025年3月号」より抜粋して掲載。
小児の口腔機能発達不全症のチェックポイントと対処法
口腔機能発達不全症は、「食べる機能」「話す機能」「その他の機能」を総合的にみて診断を行います(図1)。口腔機能の評価項目(チェックリスト)は、離乳完了前と後に分かれており、いずれも「食べる機能」の問題が1つ以上あることが条件です。つまり、口腔機能にはさまざまな役割がありますが、歯科における口腔機能発達不全症の管理は、あくまでも「食べる」ことを中心に据えているといえます。
一方で、「話す機能やその他の機能(呼吸や栄養状態など)についても包括して対応すべき」となっていることが、この管理指導の重要なポイントです。つまり口腔機能は、食べる・話す・その他の機能がそれぞれ独立しているのではなく相互に関連し合っているため、個別のチェックリストへの個々の対応だけでは十分ではありません。