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2025年9月号掲載

日常臨床に“つなげる”知識と実践の書 『口腔機能発達不全症』を 他人事にしないために

日常臨床に“つなげる”知識と実践の書 『口腔機能発達不全症』を 他人事にしないために

 ※本記事は、「新聞クイント 2025年9月号」より抜粋して掲載。

 患者さんにしっかり説明できる3口腔機能発達不全症読本』(岩本勉、齊藤一誠、松村香織、鈴木宏樹:監著、小社刊)は、小児歯科を専門としない一般歯科医に好評のようです。本欄では、その理由と地域を支える一般開業歯科医が日常臨床のなかで本書をどのように活用すればよいかについて、山下 宗氏(神奈川県開業)に解説していただきました。(編集部)

臨床家の“気づき”から“行動”へと導いてくれる実用書

 近年、私たち歯科医療者の間で「口腔機能」というキーワードを耳にする機会が格段に増えてきました。特に小児における「口腔機能発達不全症」は単なる“お口ぽかん”や“食べこぼし”といった見た目や行動の問題にとどまらず、呼吸・姿勢・感覚といった発達の土台に深くかかわるものであり、まさに全身的な視点を必要とするテーマです。
 筆者自身、日々の臨床で小児の患者さんと向き合うなかで、「何か違和感があるが、明確な診断名がつけにくい」「歯並びだけではなく、その背景に何があるのかを知りたい」と感じる場面が多くあります。そうしたときに、本書は臨床家にとっての“気づき”の出発点となり、かつ“行動”へと導いてくれる実用書であると感じました。

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