2008年9月20日掲載

<b><font color='green'>日技、第88回代議員会を開催</font></b>

<b><font color='green'>日技、第88回代議員会を開催</font></b>
 さる9月20日(土)、日本歯科技工士会館(東京都)において日本歯科技工士会(以下、日技、中西茂昭会長)による第88回代議員会が開催された。  議案として「平成19年度事業経過報告承認の件」「平成19年度会計収支決算報告承認の件」「議事運営委員会規定一部改正の件」「共済部規定一部改正の件」「共済拠出金管理規定一部改正の件」が上程され、いずれも賛成多数で承認された。  席上では代議員からさまざまは質問・要望事項があがったが、なかでも、いわゆる海外技工委託問題について日技の今後の対応を問う声が多かった。「控訴を起こして歯科技工士を守る会」(脇本征男代表)が、国を相手に損害賠償を求めている民事裁判について、中西会長は「注目の民事裁判では、いかに法廷技術とはいえ、国のあまりに行き過ぎた主張は、歯科技工士として看過できるものではない。日技としては公判過程での関与を控えてきたが、裁判所によるひとつの判断が示されれば日本歯科医師会の大久保会長と協議のうえ、良質な国民歯科医療を確保するべく公益社団の歯科界組織としての意思表示を明確に発する」と述べ、来る9月26日(金)の第一審の判決をもって何らかの対応を示すことを明らかにした。

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