トピックス 2011年8月3日掲載 大久保会長「法の成立は到着点ではない」とコメント――臨時会見より <font color='green'><b>「歯科口腔保健の推進に関する法律」が成立</b></font> 後で読む さる8月3日(水)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)と日本歯科医師連盟(以下、日歯連盟、高木幹正会長)による臨時記者会見が開催された。本会見は、歯科界の懸案であった「歯科口腔保健の推進に関する法律」がさる8月2日(火)の第177回国会で可決・成立したことを受けて開催されたもの。 会見のなかで大久保日歯会長は、歯科の法案について自民党政権時代から議論していた経緯を説明しながら、党派を超えて今回の法成立に尽力した歯科系国会議員6名に感謝の意を示した。また、「法の成立は到着点ではない」とあくまでもスタートであることを強調。努力義務とはいえ歯科保健に関する基本法が成立したことで、今後の"8020"の実現に必要な成人歯科検診の充実や、都道府県・市町村が制定を目指す歯科保健条例のさらなる広がりに期待を寄せた。 高木日歯連盟会長は、かぎりなく実行法に近づけるために条例を精査していく姿勢を示すとともに、法の具現化については、行政内に歯科の窓口を設置する必要性を説明した。