トピックス 2011年10月9日掲載 若手歯科技工士を中心に130名超が参集 <font color='green'><b>「Amorphous congress vol.3」開催</b></font> 後で読む さる10月9日(日)、大阪国際交流センター(大阪府)において、近畿地方の若手歯科技工士によるスタディグループ「Amorphous」(戸島大輔会長)による「Amorphous congress vol.3」が開催された。同スタディグループは結成4年目で、当初は6名で行っていた例会も、現在では50名超が参加するようになっている。本会は、同スタディグループが主催する年1回のオープンな講演会であり、会場には若手歯科技工士を中心に130名超が参集していた。 戸島会長の挨拶後に登壇した秋山隆行氏(LiCCA Lab.西村歯科)は「全顎的治療を考慮したインプラント補綴物」と題して、全顎的なインプラント治療では診査・診断が重要であると強調した。松前 団氏(LAGUZ SOWULO Dental Craft)は、「補綴臨床の精度を高めるために」と題して、模型の取り扱いなど、非常にベーシックでありながら、臨床上きわめて重要なテクニックを紹介した。鈴木 淳氏(カツベ歯科クリニック)は「light & Shade~The opacity control~」と題して、プレスセラミックス(レイヤリング法)における変色支台歯が与える影響を独自に実験し、その結果を紹介した。都築優治氏(Ray Dental Labor)は「Individuality~Form follows function~」と題して、11のケースを用いて、審美・機能・個性について解説した。Special Speakerとして登壇した加藤尚則氏(カスプデンタルサプライ/カナレテクニカルセンター)は「光学的色調を考慮したジルコニアレストレーション」と題して、天然歯と補綴物の蛍光性の違いを分析し、蛍光性を考慮したジルコニアセラミックスの製作法を紹介した(本内容はQDT Art & Practice 2011年11月号に掲載)。 講演終了後、閉会の挨拶で登壇した同会の元会長である村田彰弘氏(LAZARUS)は、「若い人たちは、もっと自分から前に出てくるようになって欲しい」と会場に訪れていた多くの若手歯科技工士にエールを送っていた。
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