2012年9月22日掲載

「ペリオオタク集合!環境と遺伝子の絡み合いのHiro的考察」をテーマに

<font color='green'><b>PEC第2回マスターレクチャー開催</b></font>

<font color='green'><b>PEC第2回マスターレクチャー開催</b></font>
 さる9月22日(土)、大阪大学中之島センター(大阪府)において、PEC第2回マスターレクチャー(山本浩正主宰)が「ペリオオタク集合! 環境と遺伝子の絡み合いのHiro的考察」をテーマに開催された。  当日は、山本氏(大阪府開業)が現在もっとも注目しているという「歯周病とエピジェネティクス(epigenetics)との関係」について講演。エピジェネティクスとは、多細胞生物で同じ塩基配列のDNAをもつ細胞であっても後成的にその形態や機能が変化する仕組みを研究する学問、そしてその仕組みそのものを指す。「山本の祖先と系譜」「我々に刻まれた過去の記憶(進化医学と利己的遺伝子)」「生活習慣と歯周病」「進化とともに失ったもの、得たもの」「ヒトゲノムの多様性」など多岐にわたる内容を、文献やイラストとともに、独自の切り口でわかりやすく解説。氏の示唆に富んだ考察に、受講者は熱心に聞き入っていた。  なお、本講演会の内容は、『ザ・クインテッセンス』2013年1月号から12月号までの1年連載として「環境遺伝的視座からみた歯周病学の新展開」(仮題)として掲載予定。

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