2014年7月26日掲載

Schwarz氏らを招聘し、500名が参集

<font color="green"><B>CID 2014 学術講演会開催</B></font>

<font color="green"><B>CID 2014 学術講演会開催</B></font>
 さる7月26日(土)、27日(日)の2日間、ベルサール九段(東京都)にて、「CID(Center of Implant Dentistry)2014 学術講演会」(中田光太郎実行委員長、勝山英明顧問)が「Vision for Future」をテーマに開催され、会場には約500名が参集した。  1日目午前の「近代インプラントの診断と治療アプローチ」セッションでは、ガイデッドサージェリー、CAD/CAMテクノロジー、X線診断、補綴材料の選択について、エビデンスと臨床経験の両面から述べられた。  午後の「インプラント審美の長期結果と近代アプローチ」セッションでは、審美領域における手術の最適化、アバットメントと上部構造の選択、軟組織増生について講演された。急遽来日ができなくなったJulia-Gabriela Wittneben Matter氏(ベルン大)に代わり、招聘演者のRino Burkhardt氏(スイス開業)が「How to deal with complexity in periodontal and peri-implant surgery?」と題し講演を行った。  2日目午前は「硬、軟組織の増生」セッションとDHセッション(協賛:EMS/松風)が並行で行われた。硬、軟組織の増生セッションでは、臨床評価および意思決定についてと、成長因子を使用した再生療法について、そしてWittneben Matter氏によるビデオ講演が行われた。  午後は「生物学的合併症の予防と治療」セッションが行われ、インプラント周囲疾患の臨床的要因と、インプラント周囲炎に対する実際の非外科的、外科的療法について述べられた。本セッションではFrank Schwarz氏(ハインリッヒ・ハイネ大)により文献と最新のコンセンサスを示しながらインプラント周囲炎の予防と対処法の講演が行われた。いずれのセッションにおいても臨床で使用する薬剤や治療手順について、実際的な観点からの質問が投げかけられた。

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