学会|2020年1月29日掲載
日本矯正歯科学会
「矯正歯科治療~どこから来て、どこへ行くのか」をテーマに

3 日間にわたり、生涯研修セミナー、指導者講習会、サテライトセミナー、臨床セミナー、スタッフ&ドクターセミナー、特別講演、シンポジウム、教育講演などが行われ、非常に多くの聴講者が参集した。
なかでも生涯研修セミナーにおいては、矯正歯科治療における顎口腔機能と評価と題して、友成 博氏(鶴見大学教授)と坂上 馨氏(新潟大学)が研究結果を交えながら示唆に富んだ講演を行った。
また、 「過去の難症例・再治療症例から学ぶ未来への戦略的診断・治療」と題した臨床セミナー2 においては、米澤大地氏、嘉ノ海龍三氏(ともに兵庫県開業)、菅原準二氏(宮城県開業)が登壇。難症例における、補綴治療と矯正治療の関連性と治療ゴールの設定、早期治療における難症例とその問題点、再治療が必要であったケースの治療のポイントと経過観察など、示唆に富んだ講演と議論が展開され、盛会となった本大会を締めくくった。
なお、次回は2020 年10 月4 日(日)から7 日(水)までの4 日間、パシフィコ横浜(神奈川県)において、第9 回国際矯正歯科会議世界大会が開催される予定である。