2023年4月16日掲載
歯科関係者約320名が参集
デンツプライシロナ株式会社、Prime Solutions発表会を開催

Prime SolutionsはクラウドサービスのDS Core、ノートパソコンに接続する口腔内スキャナーのPrimescan Connect、歯科用に開発され後工程まで自動化された3DプリントシステムのPrimeprint、サポートプログラムのDS Core Careが内包されたトータルソリューションとなっている。
オープニングセレモニーでは、佐伯氏がPrime Solutionsの概略を説明し、「患者さんの健康と笑顔のために日本独自のデジタルデンティストリーをユーザーとともにつくっていきたい」と述べ、ステージ上でPrimescan ConnectとPrimeprintのお披露目を行った。その後、Prime Solutionsの開発担当者であるNiles Plate氏(デンツプライシロナ株式会社)が登壇し、Prime Solutionsのそれぞれのサービスがどのような意図で開発されたのかを解説した。
その後、4名の臨床家が登壇。1人目の草間幸夫氏(東京都開業)は、実際にDS Core 、Primescan Connect、Primeprintを実際に臨床に用いた感想を述べつつ、その有用性を評価した。2人目の荒井昌海氏(東京都開業)は、歯科の進むべき道と歯科医療従事者が学ぶべき方向性を提示し、Prime Solutionsを絡めつつ歯科界の未来を展望した。3人目の宮本貴成氏(米国開業)は、コロナ禍によって歯科界のみならずさまざまな業界におけるDX化が進んだと述べ、自身が行っている教育のデジタル化について解説した。4人目の井上敬介氏(愛知県開業)は、自身が専門にしている小児矯正を例に挙げ、その場しのぎではなく抜本的に解決することの大切さと、そのためのデジタルの活用について述べた。
その後はモデレーターとして荒井氏、コメンテーターとして草間氏、馬場一美氏(昭和大歯学部教授)、伊藤竜馬氏(歯科技工士、Leap Ceramic Arts)が登壇し、トークセッションが行われた。トークセッションではそれぞれの立場から、歯科におけるデジタル化やクラウドサービス活用のメリット、歯科界における今後のデジタル化の展望について語られた。
現状でも魅力的なソリューションを展開しているPrime Solutionsだが、冒頭の挨拶で佐伯氏が述べたように、今後もさまざまな展開が期待され、目が離せない。