2026年3月24日掲載

「革故鼎新」をテーマに、歯科界の未来への展望が語られる

2025年度MID-G総会開催

2025年度MID-G総会開催

 さる3月22日(日)、一般社団法人MID-G(栗林研治代表理事)による2025年度MID-G総会が「革故鼎新」をテーマにWeb配信にて開催された。

 第一部では、玉塚元一氏(株式会社ロッテホールディングス代表取締役社長CEO)による講演「企業変革の要諦とロッテグループの挑戦」が行われた。氏は経営改革や組織再編を多数手がけてきた経験をもとに、ロッテグループの企業戦略や取り組みを紹介しながらグローバルの視点から企業や組織のあり方について熱弁した。特にリーダーの役割として、意思決定の速度と質、目標と結論を決定することなどへの大切さを強調した。

 第二部では、相川佳之氏(医師、SBCメディカルグループホールディングスCEO)による講演「究極の三方良し経営~医療ブランドの構築 差別化と成長戦略~」では、NASDAQに上場し日本最大級の医療グループのトップとしての視点から、美容医療を中心とする事業展開と現在までの変遷を回顧。また、医療経営に必要なスキル(リーダシップや採用、人事評価など)や、さらなる成長を目指した歯科事業の今後の展開についても言及した。

 第三部では、小林隆太郎氏(日本歯科医学会会長)による講演「学術と臨床の融合~日本歯科医学会の使命と展望~」が行われた。小林氏は、日本歯科医学会が医療技術の保険収載にかかわる学術組織として医療技術評価提案書の作成・提出できる団体であることにふれた。そのうえで、糖尿病や誤嚥性肺炎、認知症など全身と口腔のかかわりを紹介しながら、健康寿命延伸のための口腔健康管理の重要性や今後の歯科界の方向性についてわかりやすく解説した。

 第四部は、次代を切り拓く若手臨床家の最前線と題するテーマのもと、浅賀勝寛氏(埼玉県開業)によるインプラント治療、蔦川路子氏(香川県勤務)による矯正歯科治療、川名部 大氏(東京都開業)による歯周治療の講演がそれぞれ行われた。

 すべての講演後には、演者と理事らによるディスカッションが行われ、終日にわたって経験を問わず多くの歯科医師が幅広く学べる機会が提供された総会は、成功裏に終幕した。

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