株式会社WIERO、The Hygienistを開催

　さる6月8日（日）、ワテラスコモンホール（東京都）において、The Hygienist ～輝く自分を作る～（株式会社WIERO主催）が約80名の参加者を集めて開催された。

　午前には、佐藤令菜氏（歯科衛生士、DH study group Fairies 主宰）が「歯周組織を継続して観察することの重要性」と題して、歯周治療の治癒を確認する際に歯肉のみでなく歯槽硬線の明瞭化を確認することの重要性を訴えた。続いて、小野雄大氏（大阪府勤務・阪和第二泉北病院歯科口腔外科）が「歯は本当に必要ですか？」と題して、高齢患者においては、診療所に来られるうちにケアをしやすいシンプルな口腔内にすることの重要性を述べた。その後、角　祥太郎氏（歯科医師、株式会社clapping hands 代表）が「楽しそうに働ける3つのコツ」として、自身の経験をもとに自分がやってみたいことを実現していくために必要な行動力と、「貢献する」ことを目指すとうまくいくことについて紹介した。

　午後には、髙野琢也氏（茨城県開業）から「SRPが上達するコツ」として、SRPのゴールを明確にすること、歯の解剖学的構造を知ること、手用にこだわらないことについて説明があった。その後、大谷舞子氏（歯科衛生士）より、自分を変えた歯科医師との出会いと、託されたユニットの空き時間を活用するためのホワイトニングのノウハウ、歯科衛生士のマネジメントについても語られた。

　6人目は和田京子氏（歯科衛生士、First dental care代表）で、お口ポカンの子どもの発達を助けるために必要な観察ポイントが説明された。7人目は上原南美氏（歯科衛生士、MUSE代表）で、「“伝わらない”を理解する！ 歯科衛生士のためのコミュニケーションの秘訣」として、相手の視点を理解したコミュニケーションの重要性や、人がもつ認知のバイアス、情報を受け取る時の脳のタイプについて解説があった。

　会の最後には、浅賀勝寛氏（埼玉県開業、株式会社WIERO幹部）が登壇し、今回の講演に共通する「出会いの重要性」についてふれ、本会の出席者も今回の出会いを大切にしてほしいと締めくくった。