社会|2026年4月13日掲載
「国際学術交流・連携の現状と課題」をテーマに
(一社)日本歯科医学会連合、国際活動委員会フォーラム2026を開催
一般社団法人歯科医学会連合(以下、学会連合、安井利一理事長)による国際活動委員会フォーラム2026が「国際学術交流・連携の現状と課題」をテーマに、4月30日までWeb配信されている。
本フォーラムでは、細川隆司氏(学会連合国際活動委員会委員長、九州歯科大学名誉教授)による開会の辞と趣旨説明が行われた後、氏による講演「国際学術交流・連携の現状と課題―グローバルな学術活動をどう展開すべきか―」が行われた。国際保健や政策提言を担うFDI(世界歯科連盟)と学術研究や若手研究者を育成するIADR(国際歯科研究学会)の役割を概説しながら、今後学会連合として国際活動を活性化させるためにIADRならびにJADR(国際歯科研究学会日本部会)との戦略的連携の必要性について語った。
引き続き、小川祐司氏(日本歯科医師会国際渉外委員会委員長、FDI理事、新潟大学大学院医歯学総合研究科予防歯科学分野教授)による講演「FDI(国際歯科連盟)の現状と課題:国際歯科界の動向と日本への影響」が行われた。氏はFDIが取り組んでいる重点活動をはじめ2030年に向けた口腔保健行動計画(口腔疾患予防の重要性や高齢者に対する口腔保健施策など)などを紹介しながら、今後の世界の口腔保健の方向性ならびにFDIでの日本の果たすべき役割などについて述べ、活動へのさらなる協力を求めた。
また、林 美加子氏(JADR会長、大阪大学理事・副学長)による講演「IADR/JADRを通した歯科医学の国際活動の展望」では、IADRの概念や活動内容をはじめアジア太平洋地域でのJADRとしての国際交流についてふれた。そのなかで、きたる2029年6月にはパシフィコ横浜(神奈川県)において、28年ぶりにIADR General Session(JADR主催)が開催されることが決定していることも紹介した。
その後、細川氏による司会のもと、小川氏、林氏の講師に加え、学会連合国際活動委員会委員の江草 宏氏(東北大学)、峯 篤史氏(大阪大学)、吉川一志氏(大阪歯科大学)のパネリストを交えた総合討論が行われた。学会連合として、日本の臨床家や研究者が今後世界で活躍できるための国際交流に関する情報共有の必要性や活動参加への支援などの期待が寄せられ、閉会となった。Web配信の申込はこちらから。