社会|2026年4月17日掲載
『脱・院長の教科書』の著者、多保 学氏が講演
Webセミナー「脱・院長で実現する歯科医院の企業化~院長業だけではもう、生き残れない」が開催
さる4月15日(水)、多保 学氏(埼玉県開業)によるWebセミナー「脱・院長で実現する歯科医院の企業化~院長業だけではもう、生き残れない」(株式会社SABU主催)が開催された。本セミナーは、氏が4月に出版した書籍『脱・院長の教科書』(小社刊)の内容をベースに行われた。
開業後のはじめの2年間、日々のさまざまな業務を1人でこなしていた多保氏は、あまりの忙しさに「このままでは大好きな歯科治療が嫌いになってしまう」と危機感をおぼえ、一念発起して本格的に経営を学びはじめた。書名の「脱・院長」の意味は、「院長をやめなさいということではない」としたうえで、院長業だけをやって目の前の患者さんを診るのに追われてしまうと、結果として患者さんにとっても自分やスタッフにとってもプラスにはならないと述べ、歯科医院という一企業体の経営者(=社長)としての視座を高める重要性を伝えた。
また、3つの資本である「人的資本」「社会資本」「金融資本」についても言及。若いときはまず「人的資本」である知識や技術を習得し、みずからの労働力を培うことが大切であり、それにより「社会資本」である学会等の役職や講演依頼などへつながり、その結果として「金融資本」が得られるとし、その順番を間違うことのリスクについて述べた。
さらに、流動性知能と結晶性知能についてもふれ、臨床医・プレイヤーとしての能力(流動性知能)はある年齢をピークに下がっていくものの、経営者としての能力はさまざまな経験や失敗を積み重ねる結晶性知能であり、年齢とともに上がると述べた。
セミナー終了後は質疑応答が行われ、多保氏は寄せられた質問に対し、予定終了時間を超過しながらも熱心に回答していた。なお、多保氏はきたる4月23日(木)20時より開催のクインテッセンス出版SNSライブ“Quinthouse”に登壇予定。著書『脱・院長の教科書』の詳細、また経営やスタッフマネジメント、スタッフ採用などについて解説予定である。詳しくはこちらまで。