企業|2026年8月4日掲載
「継承と共創」をテーマに
ヨシダグループ120周年記念「第20回DNA特別講演会」が開催
さる8月2日(日)、東京国際フォーラム(東京都)において、ヨシダグループ120周年記念「第20回DNA特別講演会」(株式会社ヨシダ主催、山中一剛代表取締役社長)が「継承と共創」をテーマに開催され、約1,000名が参集した。「DNA」とは「Dental Next Action」の略語で、ヨシダ社が「歯科医院の真の理解者」として、歯科医療従事者とともに歩むための具体的な解決行動のことを指す。
山中氏は冒頭の挨拶で、1906年の創業からの歴史を振り返ったうえで、ヨシダグループのスローガンである「一生つづく健倖を、口から」に込められた想いについて言及した。
午前の部では、外尾悦郎氏(サグラダ・ファミリア主任彫刻家)による講演「完成なき感性 ガウディという未来」が行われた。外尾氏は自身の来歴を紹介しながら、「感性とは何か」という問いを設定し、それは他者への「思いやり」であるとした。また、会場からの質問も随時募集し、それらに応答する形で自身が仕事に込める哲学について語った。
午前の部終了後にはヨシダグループ120周年の式典が行われ、山中氏より天野敦雄氏(大阪大学大学院歯学研究科特任教授)およびヨシダグループ関係者へ感謝状が授与された。その後、天野氏から祝辞が述べられた。
午後の部では、まず、柳沢正史氏(筑波大学国際統合睡眠医学研究機構機構長・教授)による講演「睡眠の謎に挑む~健やかな睡眠から始まるウェルネス~」が行われた。柳沢氏は、睡眠不足やライフステージごとの必要な睡眠時間などについて解説し、睡眠の重要性を強調した。そして、自身が発見した脳内の覚醒制御物質「オレキシン」について紹介。最後に睡眠時無呼吸症候群の治療にふれ、「歯科医療は睡眠呼吸治療の入り口であり出口である」と結んだ。
次に吉森 保氏(大阪大学医学系研究科保健学特任教授)による講演「生命科学が拓く不老長寿の世界~オートファジーの基礎研究から社会貢献へ~」が行われた。吉森氏は、まず「科学は文化である」と述べ、実学でない研究にも等しく価値があるとした。そのうえで、細胞内のリサイクルシステム「オートファジー(自食作用)」について解説。恩師である大隈良典氏(東京科学大学総合研究院細胞制御工学研究センター栄誉教授)がノーベル生理医学賞を受賞した際の思い出を交えながら、自身の取り組みについて紹介した。
最後に、高橋英登氏(日本歯科医師会会長)による講演「歯科医療が日本を救う!」が行われた。高橋氏は講演内で国民皆保険制度の重要性を強調。そのうえで、歯科医師の地域偏在問題や国民皆歯科健診の実現について言及した。そして、医療DX化やAI技術の進展などを引き合いに出しながら、歯科医療の将来展望について語った。
全講演終了後には、山中氏より各演者へ記念品が贈呈され、盛会裏に閉幕した。