Web限定 2021年6月15日掲載 日本酒「SAKE」の世界へようこそ 美酒へのいざない (第5話) 後で読む 第5話:人が繋がって成り立つ「究極の食中酒」 新澤醸造店がこだわる酒造好適米を使用するわけ 日本酒は、何を原料にして、どのように造り、どのような風に流通しているのか、皆様は想像できますでしょうか? 時折、20代の方々と話をしていると日本酒の原料すらわからないなどの声を聞き、カルチャーショックを受けてしまいます。約150年続く酒蔵の人間として、かつ長い歴史のうえに成り立つ日本酒文化の担い手の一人としまして、若い世代や未... 新澤巖夫 にいざわ・いわお 株式会社新澤醸造店 5代目蔵元 1975年宮城県生まれ。東京農業大学農学部醸造学科卒業。大学卒業後、家業である酒造りを継ぐため酒造りを始動。25歳で杜氏に就任。同年に究極の食中酒「伯楽星」を生み出す。「伯楽星」はJAL国際線ビジネスクラス・ファーストクラスに12年連続搭載され続け、ミラノ万博公式酒、2010年・2014年FIFAワールドカップ公式酒になるなど、国内外で注目される。36歳の時に代表取締役に就任。2016年には世界最大の出品数を誇る「SAKE COMPETITION」で純米酒部門世界一を取得するなど、実力蔵へと成長を遂げる。現在は25歳の女性杜氏に製造指揮権を譲り、指導者として幅広く活動。利き酒能力を評価され、毎年SAKE COMPETITIONの審査員を務める。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。