Web限定 2021年10月1日掲載 モテる男のための「使える靴」のトリセツ(Vol.10) 後で読む Vol.10:「生」と「死」、日常と非日常の靴を考える 残された人々の「生」を互いに確認する葬儀の場 「葬式無用、戒名不要」。昭和戦後に時の吉田 茂首相に仕えてGHQとの折衝などで活躍した白洲次郎の遺言として有名な言葉だが、その文言は白洲次郎の父の遺したものとまったく同じであったらしい。 葬式、葬儀というのは何とも不思議な存在だと私はずっと感じてきた。もちろん、生活の中にあらわれるのはごく稀であるし、けっして身近なものではないように思っ... 日髙竜介 ひだか・りょうすけ ワールド フットウェア ギャラリー ディレクター 1970年東京生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、グラクソスミスクライン(GSK)にてMRとして勤務後、26歳で現職に至るという異色の経歴をもつ。29歳でワールド フットウェア ギャラリー銀座店店長、30歳で同バイヤーに就任、31歳で同神宮前本店店長を兼務。その後、プレス業務、現場での販売を兼務。靴の歴史から成り立ち、世界での紳士靴の流行推移や今後の方向性、ヨーロッパの靴製造状況から日本での実際の販売現場まで一貫して体験し続けている珍しい存在。現在、TV出演、ファッション誌への執筆、講演やトークショーなど、紳士靴に関して活動範囲を広げている。※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。