Web限定 2024年6月1日掲載 パノラマ・CT所見で考える 智歯の診断・治療・管理(第6回) 後で読む 第6回:埋伏智歯の特徴 下顎智歯の深さと下顎枝との関係 下顎智歯の抜歯において、視野が確保できるか否かが抜歯の難易度を左右します。下顎智歯が深く埋伏していれば当然抜歯は難しく、浅ければ抜歯は簡単です。下顎枝が第2大臼歯から離れていれば、下顎智歯の視野は大きく確保できますが、下顎枝が第2大臼歯のすぐそばから立ち上がっていれば視野が狭く、難易度が高いのです。 図1の2症例は埋伏歯の深さが同程度ですが、下顎智歯の前後関係が異な... 山城崇裕 やましろ・たかひろ 福岡県開業 2000年、九州大学歯学部卒業後、九州大学病院顔面口腔外科勤務。2006年、博士号取得(歯学博士)。飯塚病院歯科口腔外科、大隅鹿屋病院歯科口腔外科、九州大学顔面口腔外科、福岡県内の歯科医院を経て、2016年、やましろ歯科口腔外科開院(福岡県福津市)。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。