2024年6月24日掲載
歯科医療従事者のためのメガネ学入門―「みる」を考える―(第10回)
第10回:原理原則での眼鏡作り
眼の見る構造と原理
初めて老眼鏡や手放しルーペを使い始めた時期は、モニターはボヤけて見えます。しかし、それらのレンズに慣れてしまうと数年後にはぼやけていた視界がキレイに見えてきてしまいます。そうなると眼精疲労傾向の始まりといわれています。
眼の見る構造は、ものを見る際に瞳孔から目に入った光が虹彩で調節され、水晶体で屈折調整されて、透明なゲル状の硝子体を通過し、網膜の黄斑に焦点を結びます(図1)。この光は視神経を通じて信号として脳に伝達され、像として認識されます。