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2024年10月1日掲載

パノラマ・CT所見で考える 智歯の診断・治療・管理(第10回)

パノラマ・CT所見で考える 智歯の診断・治療・管理(第10回)

第10回:歯胚の形成時期について

 下顎智歯の先天性欠損は何歳になったらわかるのでしょうか。筆者の長男は12歳時にすべての智歯が確認できませんでしたが、13歳時に撮影したパノラマX線写真に石灰化を始めた左側上顎智歯を認めました。今回は、下顎智歯の歯胚の形成時期について報告したいと思います。

第2大臼歯と下顎智歯の萌出の関係

 下顎智歯は早ければ6歳からパノラマX線写真で確認できると報告されており、遅くとも13歳までには下顎智歯の欠損の有無が確認できると考えられています。下顎智歯の歯胚は、第2大臼歯が萌出する前に発生することが多いのです。第8回で示したように、下顎智歯歯胚は発生を開始した時、第2大臼歯の後上方の下顎枝内にあります。 下顎智歯が歯冠を形成している間に第2大臼歯は萌出を開始し、第2大臼歯が下顎智歯の位置よりも上方に上がってきます。下顎智歯歯根の形成はおおむね16~17歳ごろから開始し、18~23歳ごろに形成が完了する報告1、2があります。

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