8月6日（木）、オンラインミーティングプログラムのZoom上において、（一社）日本歯科専門医機構（今井　裕理事長）による記者会見が開催された。本機構は、歯科医療の基盤となる歯科専門医制度の確立を目指し、歯科専門医の質の担保と良質かつ適切な歯科医療を提供することを目的に、また中立性と公平性を有する組織として2018年4月に設立された。

　新理事長に就任した今井　裕氏（獨協医科大学名誉教授）は、本機構の設立経緯や歯科専門医制度の基本方針などについて概説。専門医の診療領域については大学の講座（分野）などに準じたものを基本とし、医科領域ですでに認定されているサブスペシャリティー領域については今後の検討課題とした。今後の展望として、現在広告可能な5学会（日本口腔外科学会、日本歯周病学会、日本小児歯科学会、日本歯科麻酔学会、日本歯科放射線学会）における「歯科専門医制度運用審査」の認証については、本年10月を目途に公示（機構HP上で公開）できるように取り組んでおり、インプラント歯科と矯正歯科（ともに仮称）については、今年度中の認証を目指してスピード感をもって対応していくとした。以下に執行部および所属を示す（任期は令和2年6月17日から令和4年定時社員総会締結日まで）。
【副理事長】柳川忠廣（日本歯科医師会副会長）／鳥山佳則（東京歯科大学短期大学学長）
【総務理事】伊藤孝訓（日本大学特任教授）／【会計理事】木本茂成（神奈川歯科大学教授）
【理事】浅海淳一（岡山大学教授）／古郷幹彦（大阪大学教授）／砂田勝久（日本歯科大学教授）／豊田郁子（患者・家族と医療をつなぐNPO法人架け橋理事長）／松村英雄（日本大学教授）／丸川珠代（参議院議員）／宮脇正和（医療過誤原告の会・会長）／村上伸也（大阪大学教授）
【監事】永井裕之（医療の良心を守る市民の会）／横山敏秀（永松・横山法律事務所）
【顧問弁護士】丸山高人（永松・横山法律事務所）
（敬称略）