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オンライン資格確認の不具合対応マニュアルを作成

2023年11月号掲載

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オンライン資格確認の不具合対応マニュアルを作成

日本歯科医師会

オンライン資格確認の不具合における対応について説明する林 正純氏。
オンライン資格確認の不具合における対応について説明する林 正純氏。
 9月21日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、高橋英登会長)による定例記者会見が開催された。

 冒頭、高橋氏は挨拶のなかで歯科医療費の動向について言及。令和4年度歯科医療費は前回調査に比べ3.2兆円と微増しているものの、主な要因は材料費の高騰であることを強調した。あわせて物価の高騰が歯科医院経営に大きな影響を与えている現況を説明しながら、次期診療報酬改定における財源確保に意欲を示した。

 次に、林 正純副会長より、「マイナンバーカードによるオンライン資格確認を行うことができない場合の対応」について資料をもとに説明がなされた。林氏は、顔認証付きカードリーダーにかざしても「資格(無効)」、「資格情報なし」と表示され、資格確認ができないケースが報告されていることに言及した。なお、9月26日より日歯ホームページに対応マニュアルが公開されている。

 続いて、瀬古口精良専務理事より9月14日にホテルニューオータニ(東京都)において開催された日歯創立120周年記念式典および、日歯・日本歯科医師連盟(以下、日歯連盟、太田謙司会長)役員就任披露パーティーについて総括と報告がなされた。瀬古口氏は、会場には国会議員や関係団体、歯科医療者ら651名(国会議員248名、関係団体84名、関係企業・省庁87名、歯科医師会・大学226名、報道6名)が参集したことを報告した後、「日歯と日歯連盟の両執行部が協働して会務運営を行い、歯科界の明るい未来に向けまい進したい」と意気込みを述べた。