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2012年2月12日

光機能化サミット2012開催

光機能化インプラントの臨床データと新たな可能性が示される

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 さる2月12(日)、新宿NSビル スカイカンファレンス(東京都)において、光機能化サミット2012―インプラント治療の歴史が変わる瞬間―(光機能化バイオマテリアル研究会主催)が、約180名を参集し盛大に開催された。

 はじめの講演では、小川隆広氏(UCLA終身教授)が、光機能化インプラントの概要、研究の足跡、さらには最新の研究成果について解説。オッセオインテグレーションを最大限まで高める光機能化の仕組みを、チタン表面の濡れ性の回復、化学コンタミ(炭素)の除去、電荷特性の最適化の視点から詳説するとともに、最新の研究成果を紹介しながら、軟組織と結合する能力、感染に対する強さ、応力に対する強さといった観点から、光機能化インプラントのさらなる可能性に言及した。

 続いては以下の10名の演者が登壇し、各々が用いているインプラントシステム、各治療術式において光機能化インプラントを使用した場合の臨床実感、およびISQ値・インプラント生存率などのデータを提示しながら講演を行った。木村洋子氏(北海道開業)、鈴木仙一氏(神奈川県開業)、金城清一郎氏(沖縄県開業)、工藤淳一氏(青森県開業)、石川知弘氏(静岡県開業)、青井良太氏(東京都開業)、吉野敏明氏(神奈川県開業)、船登彰芳氏(石川県開業)、市岡千春氏(北海道開業)、村辺 均氏(茨城県開業)。

 質疑応答においては光機能化インプラントの有意性について数多くの質問がなされたほか、本研究会において光機能化インプラントのより精緻な臨床データを集積していくことが確認され、終始盛況のうちに閉幕した。