トピックス 2012年7月12日掲載 特別講師に鈴木真名氏を招聘 <font color='green'><b>ITI Study Club東京2開催</b></font> 後で読む さる7月12日(木)、東京医科歯科大学において、第5回「ITI Study Club」(以下、SC)東京2が開催された。会場には30名が参集した。 本会を統括するディレクターの新村昌弘氏(ITIフェロー、東京都開業)の挨拶の後、特別講演として、鈴木真名氏(東京都開業)より「安全なインプラント治療を考える」と題する講演が行われた。鈴木氏は、最終補綴物から立案した計画どおりに補綴を完了するにあたり、術者のスキルを生かすうえでマイクロスコープ、CAD/CAM、CTの三つの機器をうまく活用することが重要であり、患者の信頼を得るためにも、一歩でも安全なスタイルを考えながら臨床を行うことが必要と述べた。また、埋入窩形成に利用されているピエゾサージェリーは、軟組織を損傷しないことから、とくに解剖学的に重要な部位に使用することに臨床的重要性があると述べた。 次に佐久間 栄氏(東京都開業)より「オールジルコニアの上部構造を用いたインプラント修復」と題する症例発表が行われた。佐久間氏は補綴的合併症に対応したオールジルコニアによる補綴症例を、ジルコニアの物性に関するデータを挙げながら提示した。 12月の次回SC東京2では、ITIセクションジャパン教育監事、理事の勝山英明氏を迎える予定である。