トピックス 2012年8月18日掲載 「再生療法への取り組み」をテーマに <font color='green'><b>NDC(new dawn dentist conference)がKICK OFF CONFERENCEを開催</b></font> 後で読む さる8月18日(土)、博多バスターミナル(福岡県)にて、NDC(new dawn dentist conference、発起人:吉松繁人氏・福岡県開業)によるKICK OFF CONFERENCEが開催された。本会は、九州をはじめ各地のスタディグループが交流し、次世代を担う歯科医師が症例発表などを通してディスカッションや情報交換を行うことを目的に設立された。第1回のテーマに「再生療法への取り組み」を掲げ、各グループを代表して気鋭の歯科医師7名による講演が行われた。以下に座長および演題・演者を示す。 第一部 座長:白石和仁氏(福岡県開業) 「重度歯周炎患者に対する総合的治療」(土肥博幸氏、長崎県開業) 「日常臨床に再生療法を取り入れてみて」(森田憲司氏、東京都開業) 「再生療法を行った侵襲性歯周炎の1症例」(岩崎由美氏、鹿児島県開業) 「再生療法の応用~Longevityを目指して~」(小野晴彦氏、大分県開業) 第二部 座長:小山浩一郎氏(長崎県開業) 「私の臨床におけるインプラント周囲のティッシュマネージメント」(田中憲一氏、福岡県開業) 「骨再生を考える」(東 修平氏、鹿児島県開業) 「下顎高度顎堤吸収に対し骨移植後インプラントを適用した症例」(川畑正樹氏、鹿児島県開業) 講演後のディスカッションでは、再生療法を行った歯に対する固定や連結の是非、切開の方向や部位などについて熱い議論が交わされた。 なお、最後に第三部として、林 美穂氏(福岡県開業)による座長のもと、石川知弘氏(静岡県開業)の基調講演が行われた。数々の症例と文献を提示しながら再生療法を成功に導くためのポイントを解説した。講演のなかで石川氏は、実際の臨床では最初の段階ですべてが決定されるのではなく、治療と再評価によってより精密なプランが立案されていくと述べた。 新しい幕は切って落とされた。垣根を越えて交流を深めようとするNDCの今後の動向に注目したい。