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2013年4月20日

日本顎口腔機能学会第50回記念学術大会開催

 さる4月20日(土)、21日(日)の両日、日本大学会館および日本大学桜門会館(いずれも東京都)にて日本顎口腔機能学会第50回記念学術大会(祇園白信仁大会長、佐々木啓一会長)が開催された。

 1日目は日本大学会館にて、特別講演1・2およびシンポジウムが行われた。特別講演1「脳の話:最近の話題から」では、泰羅雅登氏(医歯大教授)が、一般的にもっともらしく語られている脳に関する情報――「脳の神話」をいくつか取り上げ、専門家の立場から分かりやすく解説した。

 シンポジウム「食べる側(生体)と食べられる側(食品)からみた摂食機能」では、「食べる側」からは増田裕次氏(松歯大)が、「食べられる側」からは食品の専門家である石原清香氏(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社)と谷米温子氏(日大生物資源科学部食品ビジネス学科)が登壇した。石原氏は人工舌を使用したゲル状食品の新規評価系について、谷米氏は超音波診断装置を使用した咽頭部流速の測定法とそれを用いた誤嚥しにくい食品の物性指標の検討について発表し、食品の側からの摂食機能へのアプローチに会場は熱心に聞き入っていた。

 1日目の最後に行われた特別講演2では、まず佐々木啓一氏(東北大)が学会の歴史とこれまでの取り組みや成果を紹介しつつ、最終目的は臨床への貢献つまりは顎口腔機能検査および検査機器の臨床導入であることを忘れてはいけないと説いた。次に、鳥山佳則氏(社会保険診療報酬支払基金本部)が「超高齢社会との対峙」と題し、超高齢社会における歯科医療モデルおよび歯学のあり方、そして歯科医師のキャリアパスについて講演した。

 2日目は会場を日本大学桜門会館に移し、一般口演13題が行われた。2日間を通じて活発な議論が行われ、50回の記念学術大会にふさわしく盛会裡に終了した。