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2013年8月4日

日本口腔インプラント学会関東・甲信越支部第4回学術シンポジウム開催

「インプラント治療のリカバリーを考える:あなたならどうする?」をテーマに

 さる8月4日(日)、日本歯科大学生命歯学部富士見ホール(東京都)にて、公益社団法人日本口腔インプラント学会関東・甲信越支部第4回学術シンポジウム(高森 等大会長、簗瀬武史支部長)が開催された。今年のテーマは「インプラント治療のリカバリーを考える:あなたならどうする?」。330名以上が参加し、終日盛会となった。

 「インプラント手術に関連するリカバリー」をテーマに行われた午前の2セクションでは、山田一穂氏(新潟大)がガイディッドサージェーリー、古谷義隆氏(東歯大)が神経損傷、高橋恭久氏(東京都開業)が上顎洞底挙上術に言及し、失敗とリカバリーについてそれぞれ考察を行った。また、山口葉子氏(昭和大)が埋入トルク値と初期固定の関係性について、水澤伸仁氏(池上総合病院)が異物誤飲の偶発症例および予防・対処法について、解説した。また、ディスカッションでは、神経損傷や異物誤飲が生じた場合に開業医が取るべき対応について質問が投げかけられた。また、実際の臨床におけるコンピュータガイドシステムの信頼性などについて忌憚のない意見が交わされた。

 「補綴・メインテナンスに関連するリカバリー」をテーマに行われた午後の2セクションでは、黒田真司氏(医歯大)がボーンアンカードブリッジとインプラントオーバーデンチャーの選択基準について、上田一彦氏(日歯大新潟病院)がインプラント上部構造の破折について、勝沼孝臣氏(埼玉県開業)が長期症例における患者の経年変化に対応したリカバリーについて考察を行った。また、関 啓介氏(日大歯学部付属歯科病院)はインプラント周囲炎に対する体系的なアプローチ法について、西方淳氏(新潟県開業)はブレードインプラントの長期的フォローアップとインプラント治療の現状について、それぞれ言及した。また、ディスカッションでは、超高齢社会である今日のインプラント補綴設計のあり方が議論されたほか、インプラント治療の信頼回復のために、本支部に代表される関連組織が正当かつ真摯な活動を続けていくことの重要性が再確認された。

 「あなたならどうする?」とのテーマにふさわしく、演者および質問に立った聴講者がみな終始本音で自身の見解・意見を語り合うシンポジウムとなった。活気と団結力に満ちた本支部のさらなる発展に期待したい。