トピックス 2013年9月22日掲載 「摂食・嚥下リハビリテーション―今求められること―」をテーマに <font color='green'><b>第19回日本摂食・嚥下リハビリテーション学会学術大会開催</b></font> 後で読む さる9月22日(日)、23日(月)の両日、川崎医療福祉大学(岡山県)において、第19回日本摂食・嚥下リハビリテーション学会学術大会(石井雅之大会長、椿原彰夫理事長)が、5,200名以上の参加者を集めて盛大に開催された。大会テーマ「摂食・嚥下リハビリテーション―今求められること―」のもと、医師、歯科医師、保健師、看護師、言語聴覚士、作業療法士、歯科衛生士、理学療法士、管理栄養士、栄養士らが講演および聴講し、まさに多職種連携を模索する会となった。 会長講演に登壇した石井氏は、本学会の特徴は多職種が参加していることとしたうえで、本講演会を各専門職の役割や得意分野を再認識する機会としてほしいとした。そのうえで、適切な評価と治療を実施できる機関が全国各地に広がり、患者へ対応することこそ、患者利益につながるとし、多職種連携のうえ、摂食・嚥下リハビリテーションの重要性がますます認知され、進展することが望まれるとした。 また、引き続き行われたパネルディスカッションなどでは、歯科医師からも質疑応答で積極的な発言が目立ち、多職種連携が不可欠となる医療提供体制のなか、歯科がどのようにかかわっていくべきか、真剣に模索している姿がみられた。 本大会の抄録集は約600ページにものぼり、パネルディスカッション、シンポジウム、招待講演、一般口演、ポスター発表等、相当数の演題・セッションが用意されたことからも、この分野への注目度の高さが感じられた会となった。