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2014年11月23日

ヘルスケアミーティング2014「患者の老いに私たちはどのようにかかわるべきか?」開催

初の神戸開催に約350名が参集

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 さる11月23日(日)、24日(月)の両日、ラッセホール(兵庫県)にて、日本ヘルスケア歯科学会(杉山精一会長)によるヘルスケアミーティング2014「患者の老いに私たちはどのようにかかわるべきか?」が開催された。

 同会の年次ミーティングはこれまで、「診療室で行う予防」をテーマに東京近郊で開催されていたが、今年は同会としてはじめて「高齢者・在宅・訪問」をテーマに関西地区で開催された。

 23日(日)は基調講演として「高齢者治療の基礎知識 高齢者のこころとからだ」として、足立了平氏(神戸常盤大短期大学部口腔保健学科教授)による「モニタリングのすすめ~歯科衛生士こそ活用しよう~」と、坂本まゆみ氏(高知学園短期大医療衛生学科講師)による「レクレーションを取り入れた口腔ケア」が行われたほか、全国のヘルスケアグループによる活動報告も行われた。

 24日(月)は「患者の老いに私たちはどのようにかかわるべきか?」をテーマに、米山武義氏(静岡県開業)と杉山聡子氏(米山歯科クリニック)による基調講演「超高齢社会における予防を考える―老年歯周病学・歯周治療の夜明け―」と、藤木省三氏(大阪府開業)、天野敦雄氏(阪大予防歯科学分野教授)、村上伸也氏(阪大歯周病分子病態学診断制御学分野教授)による「症例から高齢者のメインテナンスの問題を考える」、足立 融氏(鳥取県開業)による「来院できなくなったら終診ですか?―必要な人に継続的なケアを―」が行われた。

 米山氏、杉山氏は、「これまで日本ヘルスケア歯科学会が行ってきた診療室での歯周治療と継続的なメインテナンスこそが、高齢者の口腔機能と健康の維持に寄与する」とし、米山氏が提唱する「老年歯周病学」との接点を解説した。