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2008年2月10日

「第2回CERECフォーラム JSCAD設立記念大会」開催

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 さる2月10日(日)、東京コンファレンスセンター・品川において「第2回CERECフォーラム JSCAD設立記念大会」(JSCAD主催、岡村光信会長、シロナデンタルシステムズ共催、栗城祐治代表取締役社長)が開催された。当日をもって設立されたJSCADとは、すでにISCD(International Society of Computerized Dentistry)にも加盟しているCERECシステムの研究団体。今後はISCD公認CERECトレーナーライセンスをもつ講師陣による各種コースやセミナーの開催を通じ、日本をアジアにおけるCEREC先進国とすることが目標であるのこと。
 会場ではSirona Dental Systems GmbH(ドイツ)とIvoclar Vivadent(リヒテンシュタイン)の両社の挨拶に引き続き、まず熊谷 崇氏(山形県開業)が登壇。「修復物とメインテナンス」と題し、予防歯科についての概論および自院での取り組み、そしてCERECシステムを活用した症例を供覧した。また、ひきつづき岡村会長(福岡県開業)が「Cerec Restoration for the Endodontically Treated Teeth」と題し、多くの文献を示しながら歯内療法歯に対する補綴・修復処置の方法について検証したうえで、CEREC修復の適応症について述べた。
 さらに午後には、「Basic Consept of CEREC」と題して草間幸夫氏(JSCAD副会長、東京都開業)が、「Cerec 3D Ver 3.0 Preparation-Rule」と題して矢野 章氏(東京都開業)が、そして「歯周疾患とCEREC治療」と題して武田朋子氏(東京都開業)が登壇。中でも武田氏は歯周疾患に対するCEREC修復の特徴として、セラミックスの滑沢な表面性状がプラークの付着を防ぐこと、そしてCERECシステムの特徴である光学印象採得と即日修復が長期にわたって歯周疾患の治療を受けてきた患者に対するメリットになるとした。
 なお、全日にわたった本大会には160名の参加者および11社の企業展示があり、CERECシステムに対する注目度の高さがうかがえた。