2015年7月11日掲載
桑田正博氏が講義および実技指導を行い、盛況に
クワタカレッジ、「Senior Course for Russian Group」を開催

初日の会場では、桑田氏、Ostrovskiy Alexander氏(Quintessence Moscow代表)、佐々木一高氏(クインテッセンス出版代表取締役)、そしてクワタカレッジのスタッフ各位の挨拶が行われ、その後は連日にわたってスライドを用いた講義+実習(模型上での咬合調整やワックスアップ、そして陶材築盛実習など)が引き続き行われた。また、18日には桑田氏が名誉顧問を務めるスタディグループ「Kuwata Institute Millennium」から、園田晋平氏(熊本県、吉永歯科医院)、堀 洋一氏(福岡県開業)、遠山敏成氏(東京都開業)、三村彰吾氏(熊本県開業)の4氏が日本の臨床家の立場からプレゼンテーションを披露。それぞれ、桑田氏が提唱するFunctionally Discluded Occlusionのコンセプトを軸に、フルマウスリハビリテーションの症例について英語にてプレゼンテーションを行った。また、ロシア側の参加者からはBagdasaryan Vagan Abraamovich氏とEvgeny Rybalka氏がそれぞれ登壇。前歯部少数歯欠損から上顎少数歯残存のコーヌスクローネテレスコープデンチャーまで、ロシアの現在の日常臨床のレベルが垣間見える内容となっていた。
また、その夜には会場をホテルメトロポリタン(東京都豊島区)に移し、桑田氏と受講者をはじめ、クワタカレッジおよび愛歯技工専門学校のスタッフ、そしてクワタカレッジシニアコースのOBなど多数が参加する懇親会が行われ、こちらも盛会となっていた。今後とも、旧ソ連や東ヨーロッパ方面に向けた桑田氏による情報発信に期待したい(詳細は『QDT Art & Practice』の近号に掲載予定)。