さる8月26日（水）、歯科医師会館において、日本歯科医師会（以下、日歯、高木幹正会長）による定例記者会見が開催された。

　会見では、高木会長より日歯が目指す「政策実現集団」となるための日本歯科総合研究機構（以下、日歯総研）の改革について説明がなされた。日歯総研は診療報酬改定や各審議会の対応など従来の業務に加え、内部に政策企画検討会議（仮称）を設置して歯科医療にかかるデータの整備や調査研究などの業務体制を強化する。また、外部の有識者で構成される参与会議で検証・評価を踏まえたうえで、政策・事業に関する企画・立案を行っていくとのこと。

　引き続き、柴田副会長より、日歯の組織力強化プロジェクトチームにおける「女性歯科医師の活動検討ワーキンググループ」および「入会促進・人材育成ワーキンググループ」の設置について報告がなされた。7月の高木執行部が発足後に設置された組織力強化プロジェクトチーム（「入会促進対策プロジェクトチーム」から名称変更）を具体的に実施するために、2つのワーキンググループを設置。2つのワーキンググループでは、女性歯科医師の活躍のための環境やあり方、次世代を担う人材育成のあり方などについて検討するとのこと。