さる5月29日（日）、名古屋国際会議場（愛知県）において、「SHOFU DH Party! in NAGOYA」（株式会社松風主催）が開催された。同会はこれまで、大阪、東京、福岡で開催されており、今回が第4回目。当日は、250名の歯科衛生士が参集し、満員となった。

　今回は、4名の演者が招聘された。まずは波多野映子氏（歯科衛生士・古畑歯科医院）が登壇。患者に安心してメインテナンスを継続してもらうための方法の１つとして、患者に痛みを与えない、生体にやさしいインスツルメンテーションについて提示したうえで、器材の選別や、力のかけ具合、器具の挿入方法など、持論を展開した。

　続いて、足利奈々氏（歯科衛生士・柄歯科医院・PEC 歯科衛生士コース インストラクター）がSRP、熊本宏美氏（歯科衛生士・小林歯科医院・PEC 歯科衛生士コース インストラクター）がシャープニングの具体的なノウハウやポイントについてそれぞれ解説した。両者ともに、自身のこれまでのキャリア形成についてもありのまま話しており、参加者の共感を得た。

　最後に、内山　茂氏（医歯大臨床教授・臨床研修医指導医）が講演を行った。氏は、多くの歯科医療者が抱えている悩みや疑問を紹介したうえで、その答えや対応についてわかりやすく説明した。

　このほか、ランチタイムには選択制セミナー（テーマは「介護のテクニック」「口腔内写真」「医療接遇」の3つ）や体験展示コーナーなども開催され、終始盛りだくさんの一日となった。