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2016年11月11日

江戸川区歯科医師会、災害研修会を開催

歯科衛生士・三浦 夕氏を講師に迎え、盛会となる

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 さる11月11日(金)、タワーホール船堀(東京都)において、江戸川区歯科医師会(齊藤祐一会長)による医療管理委員会災害研修会が開催された。講師には、東日本大震災で被災者となったものの、宮城県南三陸町志津川地区で歯科衛生士として活動した三浦 夕氏(歯科衛生士・志津川仮設歯科診療所)を招聘。会場には会員歯科医師のほか、歯科衛生士専門学校生も多数参加するなど、盛会となった。

 開会後、三浦氏による「被災して感じる想い~歯科衛生士の視点で見た大震災・未来へ語り継ぐ事~」と題するテーマの講演が行われた。氏は、震災直後から携わった避難所運営や長期間に及ぶ避難所生活について、多数のスライドとともに当時の現場の窮状を回顧。また、被災して感じた「傾聴」の重要性や生かされた意味、「支縁」を活かした地域づくりなど、さらには歯科衛生士ができる「生きることを衛る」という力強いメッセージが送られ、参加者は熱心に耳を傾けていた。

 その後、中久木康一氏(医歯大大学院医歯学総合研究科顎顔面外科学助教)による「熊本地震における歯科保健医療支援活動」と題するテーマの追加発言が行われた。氏は、日本歯科医師会災害コーディネーターとして活動した熊本地震における歯科医療支援活動の特徴や概要について紹介がなされた。