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2017年12月3日

第2回EPIC Continuing Education 2017開催

今年度の活動を振り返るとともに、多分野にわたる講演が展開

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 さる12月3日(日)、コクヨホール(東京都)において、第2回EPIC Continuing Education 2017(清水宏康主宰)が開催され、100名が参加した。EPICでは、特定の流派に捉われないグローバルスタンダードな歯周治療、インプラント治療の実践を目指しており、年間にさまざまなコースが行われている。

 午前中は4名の演者が登壇。清水宏康氏(東京都開業)はコンビームCTの活用、須田剛義氏(大阪府開業)はデジタルデンティストリー、星 嵩氏(新潟県開業)は「リグロス」による歯周組織再生療法、田中利典氏(東京都勤務)は最近のエンドにおいて特に注目すべき侵襲性歯頚部骨吸収についてそれぞれ講演を行うとともに、今年のEPICでの活動について振り返った。

 午後は、2部構成でプログラムが企画された。前半の部では、まず土田晃太郎氏(宮崎県開業)がマイクロスコープの臨床応用について解説。特に、録画機能によって患者や他のスタッフと映像を共有できる利点を強調した。次に、緒方美智子氏(清水歯科クリニック・歯科衛生士)は生涯健康な歯で噛める喜びをすべての患者に提供するために自院で取り組んでいる内容についてまとめた。続いて、末増明日美氏(土田歯科医院・歯科助手)は第二種滅菌技師の資格を取得し、自院の感染管理を担当している立場から、無駄を省くために見直した項目について紹介した。

 後半の部ではスペシャルプログラムとして、2名の演者が登壇。まず、EPICの名誉顧問である二階堂雅彦氏(東京都開業)は、自身がタフツ大学歯周病科を卒業し帰国してからの20年間で特に印象的だった歯周治療の変化について、症例も交えながら回顧した。最後に、今回の招聘演者である中久木康一氏(医歯大大学院医歯学総合研究科顎顔面外科顎分野助教)が災害時に歯科医師ができる地域貢献について、自身が支援に携わった東日本大震災、熊本地震の活動にも触れながら詳説した。