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2019年3月24日

第9回 DNA特別講演会開催

「歯科と身体」をテーマに人間の生きる力と歯科の重要性に言及

 さる3月24日 (日)、株式会社ヨシダ本社(東京都)において、第9回 DNA特別講演会(株式会社ヨシダ主催)が開催された。第9回となる今回は「歯科と身体」をテーマとし、人間の生きる力と歯科の重要性に言及した講演が行われた。

 午前中は仲野 徹氏(阪大教授)と横瀬敏志氏(明海大歯学部教授)が登壇。仲野氏は「エピジェネティクスって何?」の演題で講演し、ゲノムに上書きされた情報である「エピジェネティクス」が関与する生命現象や臨床応用・創薬分野での可能性について具体例も交えつつ、わかりやすく解説した。横瀬氏は「骨の不思議 骨再生の未来」と題し、自身のNASAでの研究をふまえ、骨再生のメカニズムに各種レーザーがどう作用するかや各種レーザーの特徴について解説した。

 午後は石川善樹氏(予防医学博士)、築山鉄平氏(福岡県開業)が登壇。石川氏はWHOによる健康の定義「健康とは単に病気がないというのではなく完全にwell-beingな状態」を紹介し、well-beingとは一体どのような状態であるのか、日々の体験と生活の評価とのつながりを解説し、歯科衛生とは「歯という入り口から生(いのち)を衛(まもる)仕事」だとまとめた。

 築山氏は「今知ってほしい 最新の予防歯科」と題し、人口ピラミッドの変化や平均寿命と健康寿命の違いなど、現代社会の変遷をふまえ、自身の歯科医院のモデルを提示したうえで生涯患者の口腔健康を守るメインテナンスのあり方を提案した。

 その他、スペシャルランチョンセミナーの演者として松嶋啓介氏(KEISUKE MATSUSHIMAオーナーシェフ)が招聘され、歯で噛むことをとおしての味覚教育について講演を行った。

 普段聞くことのできない学術的な内容、生きるということについての考え、予防歯科の最前線にふれ、終始興味深く話を聞く受講者の様子が印象的であった。