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2019年7月13日

2019年ICOI日本支部総会・学術大会開催

「インプラント治療と歯科医療の未来」をテーマに

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 さる7月13日(土)、14日(日)の両日、東京医科歯科大学M&D タワー鈴木章夫記念講堂(東京都)において、2019年ICOI(International Congress of Oral Implantologists)日本支部総会・学術大会(春日井昇平大会長)が「インプラント治療と歯科医療の未来」をテーマに開催された。本会は本部の米国を中心に世界各国支部を置き、25,000名以上の会員で構成されている世界最大規模のインプラント学術団体である。

 学術プログラムとしては、資格更新セミナー「インプラント治療と咬合」と題し、西川洋二氏(神奈川県開業)、波多野尚樹氏(埼玉県開業)、「デジタル技術の現状と未来:可能なことと難しいこと」と題し、近藤尚知氏(岩手医科大)、丸尾勝一郎氏(東京都開業)、松浦賢治氏(東京都歯科技工所開業)、「lateral Ridge Augmentation」と題し、Avi Schetritt氏(米国開業)がそれぞれ受講者に対し、インプラントの教育的な講演を行った。

 シンポジウムでは「近未来の歯科医療:歯科再生医療の可能性」をテーマに、庵原耕一郎氏(国立長寿医療研究センター)が、歯髄幹細胞を用いた歯髄・象牙質再生治療と今後の展望、岩田隆紀氏(医歯大)が、歯根膜組織由来間葉系幹細胞シートを用いた臨床研究、辻 孝氏(国立研究開発法人理化学研究所)が、次世代歯科治療としての歯の再生について基礎的および臨床的な講演を行った。

 特別講演では「オーラルフレイル:健康寿命の延伸」をテーマに、鈴木仙一氏(神奈川県開業)が海老名市歯科医師会会長として推進してきた海老名スタディから56%もの患者がオーラルフレイルから脱却できたことを報告した。

 なお、本会では歯科衛生士セミナー、認定試験、ポスターセッションも同時に併催された。