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2020年2月26日

日本先進矯正歯科学会、第2回学術大会を開催

矯正歯科界の未来像が示される

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 さる2月26日(水)、27日(木)の両日、渋谷区文化総合センター大和田(東京都)において、日本先進矯正歯科学会第2回学術大会(斉宮康寛大会長・会長)が「Prologue Toward Disruption-創造的破壊への序章-」をテーマに開催され、約200名が参加した。
 
 会場では2日間にわたり、海外演者2名、国内演者12名が登壇。その内容は、3Dデジタル矯正、アライナー治療、矯正主導型Surgery First、TADなど、最先端の矯正歯科治療の数々が紹介され、まさに矯正歯科界の未来像が示される大会となった。以下に演題・演者を示す。

「神宮前矯正歯科での矯正治療~2019年現在~」四方花佳氏(東京都)
「3Dデジタル矯正の臨床」林 一夫氏(東京都開業)
「15年間のインビザライン治療と医院のデジタル化を振り返って」佐本 博氏(東京都開業)
「矯正主導型Surgery Firstの展開」菅原準二氏(仙台青葉クリニック包括歯科・主任)
「ディスラプターの孫の手 ―痒いところに手が届く創造的な手―」斉宮康寛氏(東京都開業)
「Lingual braces re-invented: Programmed Non-siding Mechanics.」Dr. Hongsheng Tong(米国、ビデオ講演)
「Biomechanics and Temporary Anchorage Devices to Correct Complex Problems」Dr. Ravindra Nanda(米国)
「アライナー治療におけるバーティカルコントロール」有本博英氏(大阪府・兵庫県開業)
「矯正歯科治療に欠かせない3Dデジタルデータの活用と問題点」山田尋士氏(大阪府開業)
「CBCT を用いたデジタルカスタム矯正治療の診断 治療結果 予後について」杉山晶二氏(東京都開業)
「審美領域における歯科治療の光と影」今村栄作氏(横浜総合病院歯科口腔外科部長)
「昨日よりも今日、今日より明日、上手くなっていたい」杉田孝明氏(鮨・日本橋蛎殻町すぎた)
「種々の歯科矯正用アンカースクリューを用いた難症例への挑戦」小川晴也氏(広島県開業)
「日常臨床における i-station効果の実証」橋場千織氏(東京都開業)

 なお、両日ともに最後に招待講演者によるシンポジウム(初日座長:吉田教明氏・長崎大大学院教授、2日目座長:岡下慎太郎氏・奈良県開業)が行われ、講演終了後のディスカッションは終始熱気に包まれていた。