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2020年3月10日

日歯、社会保険担当理事連絡協議会を開催

新型コロナウイルス対策でWEB会議にて配信

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 さる3月10日(火)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による都道府県歯科医師会社会保険担当理事連絡協議会(WEB会議)が開催された。今回は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、WEB会議にて都道府県歯に配信された。

 開会後、堀会長は挨拶の中で、歯科用金銀パラジウム合金の価格高騰に対する現状認識の対応について資料をもとに説明。2019年10月以降継続している価格高騰への対応として、現行の6か月毎の「価格見直し」や、パラジウムに代わる白金や14Kゴールドを使用した「代替材料」の開発の加速を求める要望を、日本歯科材料工業協同組合へ行っていることを報告した。

 引き続き、小椋正之氏(厚労省保険局歯科医療管理官)による挨拶ののち、高田淳子氏(厚労省保険局医療課課長補佐)と林 正純氏(日歯常務理事)より、令和2年度診療報酬改定の概要およびポイント(重症化予防の取組の推進、重点的な対応への適切な評価、口腔疾患の重症化予防、口腔機能低下への対応の充実など)について詳細な説明が行われた。

 その後、宇佐美伸治氏(日歯常務理事)より、2021(令和3)年3月より医療機関の窓口において開始される「オンライン資格確認」について、概要および導入費用などの説明が行われた。本年6月より医療機関による手挙げ方式で行われ、導入する医療機関には国から補助金が交付される(導入費用の3/4補助、診療所負担は1/4)。宇佐美氏は歯科医療機関の約8割がオンライン請求を実施していない現状にふれ、「ぜひ補助金を活用してオンライン資格確認の導入をしていただきたい」と述べた。なお、オンライン資格確認導入に関する詳細は厚労省の資料をご参照いただきたい(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08280.html)。