社会|2026年4月6日掲載
個々人の専門分野を中心に幅広いテーマで計17名が登壇し、充実の講演会となる
Swans Tokyo開催
さる4月5日(日)、TODA HALL & CONFERENCE TOKYO(東京都)においてSwans Tokyo(主催者:白鳥清人氏)が開催された。
Swans Tokyoは、以前は「白鳥勉強会」とよばれていたもので、もともと静岡県三島市にある白鳥歯科の内々の勉強会として10名程度で発足したものである。白鳥清人氏(静岡県開業)を中心とする定例勉強会や通年コースの受講生などで徐々に仲間の輪を広げ、“Swans Tokyo”として名称も新たに2024年末から再スタートとなった。
なるべく多くの会員に発表の機会を与えることを旨に、今回は計17名が登壇することとなった。基本フォーマットは1名あたり20分のもち時間で15分の発表と5分のディスカッションを繰り返すが、最後を飾る主催者・白鳥氏だけは50分程度のもち時間となった。
以下に発表者を登壇順に示す。
平野琢起氏(大阪府開業)、長谷川 慶氏(静岡県開業)、池田洋之氏(静岡県開業)、松下純也氏(愛知県開業)、中島邦博氏(兵庫県開業)、田村 大氏(神奈川県開業)、瀧口博也氏(兵庫県開業)、長谷川幸生氏(静岡県開業)、井上高暢氏(東京都勤務)、石橋真之介氏(広島県開業)、奥山雅人氏(埼玉県開業)、重松正仁氏(佐賀県開業)、難波正英氏(神奈川県開業)、井原雄一郎氏(東京都開業)、新谷武史氏(群馬県開業)、雨宮 啓氏(神奈川県開業)、白鳥清人氏(静岡県開業)。
テーマは、インプラント周囲炎、新規的な歯根端切除術、睡眠時無呼吸症候群の治療、自家骨を用いた骨造成、上顎洞底挙上術、スタッフマネジメント、インプラント治療を成功させるためのキーポイント、MRONJ、第三大臼歯への対応、歯周組織再生療法、根管治療、べニアグラフ症例、そしてAIシステムを用いた研修医シフト作成法から文化人類学的な日本人下顎骨および顔面形態の変遷まで、通常のスタディグループでは耳にすることのない分野も含め、インプラントに限らず多岐にわたり、個々人が現在注力している歯科臨床がおおいに語られた。
最後の白鳥氏は、2003年の開業以来、自院でインプラントを用いて全顎的にリハビリテーションを行った390症例のなかでも経過20年以上のケースに着目し、その後の経過や数少ないものの一部のインプラントが撤去に至った症例などを分析した。また、最近手掛けているという自家骨ブロックと吸収性マグネシウムメンブレンを用いた骨増生を供覧するなど、圧巻の症例で会場を盛り上げた。
30代の若手勤務医から経験豊富なベテラン歯科医師まで幅広い年齢層が所属し、また得意とする診療科目のバリエーションも多彩なSwans Tokyoは、年2回のペースでこのような発表会を続けていく予定である。次回は、きたる12月6日(日)に東京駅付近にて開催を予定している。