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2020年6月26日

日歯連盟、定例記者会見を開催

次期参院選、候補者擁立を決定

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 さる6月26日(金)、歯科医師会館において、日本歯科医師連盟(以下、日歯連盟、高橋英登会長)による第140回評議員会後の定例記者会見が開催された。

 開会の挨拶で高橋会長は、新型コロナウイルスの影響により歯科医院全体の経営が苦境に立たされている現状を示し、そのようななかでも歯科医院においてクラスターが発生していないことは、「普段からスタンダードプリコーションを徹底していることの証左」と強調した。また、日本の新型コロナウイルス感染者数が世界的にみても少ない要因の1つは国民皆保険制度であるとし、これまで各々の歯科医院が自前の経費で感染予防対策を実施してきたことを含め、限られた収入で歯科医療を支えている医療従事者に賛辞を送った。さらに村岡宜明副会長の言葉を引用し、「もっとも大切な社会インフラは医療機関である」と訴え、新型コロナウイルスに感染して亡くなった人の多くが基礎疾患として歯周病に罹患していたことを挙げ、ウィズコロナ時代における口腔の環境改善の必要性について熱く語った。

 挨拶の後、浦田健二理事長より会見前に行われた評議会の報告がなされた。次期参議院比例代表選出議員選挙に歯科代表候補者を推薦して臨むことが可決されたこと、あわせて候補者選考委員会による初会議がきたる7月16日に開催されることなどが伝えられた。質疑応答で記者団から候補者擁立の時期について尋ねられると、「年内には決めたいと考えている」と意欲をみせた。

 感染予防対策として注目を集めている口腔ケア。その正しい知識を発信していける医療従事者が、ウィズコロナ時代のキーパーソンとなることに期待したい。

なお、日歯連盟のホームページでは、口腔ケアをはじめとした医療にまつわる最新ニュースを毎日更新しているため、ぜひ参照されたい(http://www.jdpf.jp/hotnews/)。