トピックス 2008年11月1日掲載 <b><font color='green'>Prof.Jan Lindhe特別講演会 「Bio-managementに基づく歯科治療」開催</font></font></b> 後で読む さる11月1（土）から3日（月）、THE GRAND HALL（東京都）にて、Prof.Jan Lindhe特別講演会「Bio-managementに基づく歯科治療」が、延べ1,300人を集め盛大に開催された。初日は歯周病学について、2日、3日目はインプラント治療に関する講演が行われた。 今回の講演がLindhe氏による日本での最後のセミナーとされるなか、初日は過去50年間の歯周病学の歴史を紐解きながら、病因論や解剖学、疫学、リスクファクターなどの面からサイエンスに基づいた解説がなされた。また咬合性外傷と歯周病との関係においても取り上げ、さまざまな研究からLindhe氏の考えが示された。 インプラント治療に関する講演では、抜歯後の歯槽骨の変化や、インプラント埋入時期、生体材料による骨造成、インプラント周囲炎についての解説がなされた。とくにインプラント周囲炎においては、スウェーデンでも高頻度に発現している実態や、再オッセオインテグレーションの困難さを挙げ、ほとんどが感染によるものであることから歯周インフェクションコントロールの重要性が強調された。
