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2021年12月5日

第8回JUC発表会、Web配信にて開催

「同じレシピでどこが違う?~ペリオ、修復、審美治療の解決策を探る~」をテーマに

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 さる12月5日(日)、第8回JUC発表会(小山浩一郎会長)が「同じレシピでどこが違う?~ペリオ、修復、審美治療の解決策を探る~」をテーマに掲げ、Web配信にて開催された。

 まず小山会長(長崎県開業)による開会挨拶後、新人発表として臼杵雄一郎氏が「歯の破折を防ぐための歯内療法における歯の切削方法」、本田正幸氏(ともに福岡県開業)が「部分床義歯の設計~歯周病を有する支台歯への対応~」のタイトルでそれぞれ講演した。

 シンポジウム1では「ペリオ」をテーマに、坂田憲彦氏(福岡県開業)、金成雅彦氏(山口県開業)が講演した。坂田氏は、「再生療法をより確実にするために」と題して、歯周治療を行うにあたり、患者のライフステージを考慮して治療の介入時期や治療方法を選択することで、再生療法をより確実に成功に導けると述べた。金成氏は、「低侵襲な歯周再生療法の可能性~MI治療の適応と骨移植材~」と題して、歯周組織再生療法の術式をM-MISTに統一したうえで、さまざまな骨移植材を用いて比較した症例を供覧した。

 シンポジウム2では「修復」をテーマに、小関亮介氏(沖縄県開業)は「象牙質を治す」、野地美代子氏(福岡県開業)は「再治療を減らすノンメタルインレー修復」と題して講演した。シンポジウム3では「審美」をテーマに、村川達也氏は「AC & Zr時代に歯肉ラインから見る審美補綴治療を失敗しないための2つの解決策!!」、林 美穂氏(ともに福岡県開業)は「経過から考察する審美歯科治療」と題してそれぞれ講演を行った。

 本発表会では、昨今の臨床医を悩ませる材料や術式の選択方法について、分野ごとに比較しその解決策を探るものとなっており、見ごたえのあるすばらしい企画となった。