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2022年3月24日

日歯、定例会見を開催

福島県沖で発生した地震をうけ災害対策本部を設置

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 さる3月24日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による定例記者会見が開催された。

 堀会長は冒頭の挨拶の中で、3月16日深夜に発生した宮城県と福島県において震度6強の揺れを観測した地震について言及。17日の午前0時にただちに災害対策本部を設置し、被害状況の把握や被災会員の状況など、情報収集を行っていることが報告された。現段階ではまとまった報告が挙がってきていないことから、把握している以上の被害や地域歯科医療の滞りを懸念するとともに、被災会員の心のケアも含めて対応していく姿勢が示された。

 また、まん延防止等重点措置が全国で解除されたことをうけ、感染状況を鑑みながら在宅歯科医療や介護現場における口腔健康管理のさらなる充実について、状況把握と対応について検討していくことが付け加えられた。

 続いて、柳川忠廣副会長より、歯科医師による新型コロナウイルスワクチン接種の報告が行われた。2月から3回目の接種が本格化し、2月の接種実績について16都道府県歯科医師会で58,764回の接種が行われたことを説明した(3月17日現在)。

 その後、瀬古口精良専務理事より、「代議員との意見交換会」の開催について報告がなされた。新型コロナウイルスの感染拡大で十分な議論ができていないことから、代議員会とは別に議論の場が設けられることとなったと開催趣旨を説明。きたる4月27日に開催され「第197回臨時代議員会 事前質問における関連質問について」などの質疑応答が行われる予定である。

 最後に、尾松素樹常務理事より、FDI(世界歯科連盟)がきたる9月29日(木)から10月2日(日)、ムンバイ(インド)において開催を予定していた2022年世界歯科大会の中止が報告された。会員であり共同主催者であるインド歯科医師会(IDA)が大会の開催から撤退する決断をしたためとのこと。