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2023年2月5日掲載

歯周病治療をテーマに山口文誉氏が教育講演

日本臨床歯科学会東京支部、2022年度第3回Webステップアップミーティングを開催

日本臨床歯科学会東京支部、2022年度第3回Webステップアップミーティングを開催
 さる2月5日(日)、日本臨床歯科学会東京支部(大河雅之会長)による「2022年度第3回Webステップアップミーティング~歯周病を再考する~」が、Web配信にて行われた。

 教育講演では、会員によるアンケートで講演の希望が多かった山口文誉氏(神奈川県開業)が、「知れば知るほど、おもしろい!ペリオの臨床(歯周基本治療編)」と題して講演。山口氏は「歯周基本治療の主役は歯科衛生士であり、歯科医師と歯科衛生士が同じルールをもつための情報を提供したい」とし、症例をとおして歯周基本治療の進め方、その基となる文献を解説した。特に、口腔衛生指導の目的として「患者のモチベーション」「セルフケア」「ブラッシング指導」の向上を挙げ、マイクロスコープを使用してプラークの付着を患者に確認してもらう指導法など、歯周病治療における多数の実践的アイデアを示した。続いて、以下の一般講演3題が行われた。

1.「咬合性外傷を伴う限局型中等度慢性歯周炎患者の術後10年経過症例」稲垣伸彦氏(東京都開業)
2.「開咬を伴う重度歯周炎患者(StageⅢ Grade C)に対し包括的対応を行なった1症例」星野修平氏(東京都開業)
3.「閉塞性睡眠時無呼吸症を考慮し咬合再構成を行った症例」堀切雅文氏(東京都勤務)

 最後に、西山英史氏(日本臨床歯科学会東京支部副会長、東京都開業)が閉会の辞を述べ、「一般講演の3題は日常よくみられる症例であり、発表を行った先生方のように真摯に熟慮した治療を提供することが大切」と総括し、会は成功裡に終了した。

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