2023年4月22日掲載

「口腔疾患に対する顕微鏡下の精密治療」をテーマに

日本顕微鏡歯科学会第19回学術大会・総会が開催

日本顕微鏡歯科学会第19回学術大会・総会が開催
 さる4月22日(土)、23日(日)の両日、ビッグパレットふくしま(福島県)において、日本顕微鏡歯科学会第19回学術大会・総会(高橋慶壮大会長、三橋 晃会長)が行われ、約500名が参加して盛大に開催された。なお、本会の模様は5月6日(土)から31日(水)までWeb配信でも視聴できる。

 本大会は、基調講演、特別講演、教育講演、シンポジウム、AMED口演、歯科衛生士シンポジウム、大会長賞受賞講演、ランチョンセミナー、一般口演、ポスター討論などの多数のプログラムが企画された。

 初日はまず開会式が行われ、会長の三橋氏(神奈川県開業)、実行委員長の山田嘉重氏(奥羽大)がそれぞれ開会の辞を述べた。その後、各会場にて多数の演者が発表。なかでも、大会長の高橋氏(奥羽大)による基調講演「顕微鏡を活用した精密歯科治療」では、氏が2年前から海外学術誌のゲストエディターを務めている経験から、精密歯科治療のための顕微鏡歯科治療の有効性と、それを実現するために顕微鏡歯科治療を教育体制に組み込むことの重要性を指摘した。

 2日目には、大河原純也氏(茨城県開業)の大会長賞受賞講演や歯科衛生士シンポジウムなど、演者それぞれの顕微鏡の活用方法を発表し、どの会場も盛況となっていた。特に一般講演で発表した若手の歯科医師に対して、質問とともに自身の経験をアドバイスするなど、顕微鏡歯科治療の普及への会場の一体感が印象的であった。

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